「このままで、自分の価値は上がっているのか?」
転職を考えている人なら、一度はそう感じたことがあるはずです。
情報は溢れている。でも、リアルな体験談はなかなか見つからない。
この記事では、私が実際に転職活動で行ったことを、時系列でそのまま話します。うまくいったことも、失敗したことも、包み隠さず書きます。
きれいにまとめた「転職ハウツー」ではなく、実際にやったこと、失敗したこと、気づいたことの全記録です。誰かの参考になれば嬉しいです。
転職を決意したきっかけ
最初から「転職しよう」と決めていたわけではありませんでした。
「このままでいいのか?」という違和感が、じわじわと積み重なっていった感じです。おそらく、今この記事を読んでいるあなたも、似たような気持ちがあるのかもしれません。
- 評価基準が不透明で、頑張っても報われている感覚がない
- 英語を使う機会がほとんどなく、せっかく上げたTOEICが活かせていない
- 5年後の自分のキャリアが、まったくイメージできない
「転職したい」ではなく、「このままではいけない」という感覚が先でした。その感覚を大切にしてよかったと、今は思っています。
STEP 1|情報収集と「軸」の言語化(転職決意〜1ヶ月目)
まずやったこと:転職本を読む
最初に転職エージェントに相談しに行く人が多いと思います。でも私は、まず本を読むことにしました。
「転職の思考法」「転職2.0」を読んで、「なぜ転職するのか」を言語化しました。これが後々、面接でものすごく活きてきます。
ここをすっ飛ばすと、面接で「転職理由は?」と聞かれたときに言葉が出てこなくなります。実際、最初の練習面接でうまく話せず、痛感しました。焦らず、まずは自分の気持ちを整理することをおすすめします。
「転職の軸」を3つ決めた
私が決めた転職の軸はこの3つです。
- 英語を実務で使える環境:TOEICを頑張ってきた意味を、仕事に活かしたい
- 成果が評価に直結する仕組み:透明性のある評価制度
- 30代のうちに市場価値を高められる環境:専門性が身につく・スキルが積める
この軸があると、求人を見るときの「判断基準」になります。迷ったときに立ち返れる場所として、ぜひ最初に作っておいてください。
STEP 2|職務経歴書の作成(1〜2ヶ月目)
最初の職務経歴書は「業務の羅列」だった
最初に書いた職務経歴書を、今見ると恥ずかしい出来です。でも、最初はみんなそんなものだと思います。焦らなくて大丈夫です。
エージェントに見てもらったら、一言「実績が見えてこない」と言われました。
「数字×役割×成果」の形式に書き直した
修正のポイントは3つです。これを意識するだけで、書類通過率がぐっと変わります。
- 数字を入れる:「担当顧客への提案で年間売上1.2億円に貢献」
- 自分の役割を明確にする:チームではなく、自分が何をしたかを書く
- 成果を書く:やったことではなく、その結果どうなったかを書く
書き直しに2週間かかりました。でも、これが一番重要な作業でした。時間をかける価値がある部分です。
STEP 3|転職エージェントへの登録(2ヶ月目)
2社に絞って使った理由
在職中の転職活動では、時間が一番の制約です。エージェントからの連絡対応・面談・フィードバックが想像以上に時間を取られます。2社に絞って、深く使うほうが効率的でした。これは声を大にしておすすめしたいです。
エージェントとの付き合い方で気をつけたこと
- 自分の軸を最初に明確に伝える:「英語が使える外資系で、評価制度が明確な会社」とはっきり言った
- 求人の数より質を重視する:大量に送られてくる求人メールに惑わされない
- エージェントの意見は参考程度にする:最終的に判断するのは自分
エージェントはあくまでサポーター。主役は自分です。この関係性を最初から意識しておくと、余計なプレッシャーを感じずに済みます。
STEP 4|応募と面接(2〜4ヶ月目)
応募数は「絞って深める」スタイルにした
最終的な応募数は12社。書類通過は6社。最終まで進んだのは3社でした。数よりも質を大切にしたアプローチです。
面接前に必ずやったこと
- 会社のIRや決算資料を読む(外資系は英語の場合も)
- 「なぜこの会社か」を、他社と比較した上で言語化する
- よく聞かれる質問5つの回答を声に出して練習する
面接で失敗したこと
正直に言うと、第一志望の一次面接で大失敗しました。準備不足で、「なぜ前職を辞めるのか」の答えがネガティブになってしまったのです。あのときは本当に落ち込みました。
転職理由は、「逃げる理由」ではなく「向かう理由」を話す。これを痛感した経験でした。一度の失敗で諦めないでください。失敗しながら学ぶのが転職活動でもあります。
STEP 5|内定・条件交渉・入社(4〜5ヶ月目)
内定後にやったこと
内定をもらったときは、正直ほっとしました。でも、そこで終わりではありません。むしろここからが大事です。
- 条件の確認:年収・グレード・入社日・試用期間の詳細を書面で確認
- 年収交渉:「現在の年収+期待値」を根拠に、一度だけ交渉した
- 現職への報告タイミング:入社日から逆算して、退職交渉の時期を決めた
- 引き継ぎ計画:お世話になった会社に迷惑をかけない形で終わらせる
私の場合、希望額には届きませんでしたが、グレードを一段上げてもらうことができました。年収交渉は怖く感じますが、根拠を持って一度だけ伝えるだけでいいです。やらないと損します。
転職活動を振り返って、本当に大事だったこと
① 軸を持って動く
「何のために転職するのか」が明確でないと、面接でも迷い、入社後にも後悔します。軸は最初に決める。これが一番重要でした。
② 準備に時間をかける
面接の場数より、一社一社の準備の質。量より質で臨んだことが、最終的に内定につながったと思っています。
③ 在職中に動く
退職してから転職活動するのはリスクが高い。在職中に動き続けたことで、焦らず自分の軸に合った会社を選べました。
まとめ|転職は「準備した分だけ」うまくいく
5ヶ月間の転職活動を振り返ると、準備した分だけ結果がついてきたと感じています。うまくいかない時期もありますが、諦めずに続けることが大切です。
- 転職の軸を言語化する
- 職務経歴書を「数字×役割×成果」で書く
- エージェントは2社・絞って深く使う
- 応募は絞って、一社一社丁寧に準備する
- 面接は「逃げる理由」ではなく「向かう理由」を話す
- 内定後も条件交渉・退職交渉まで丁寧にやり切る
同じように迷っている人の、少しでも参考になれば嬉しいです。
キャリアは、動いた人から変わります。一緒に頑張りましょう。